ヤンバルトサカヤスデが発生しています
2022年05月28日
皆さんこんにちは(*^_^*)
鹿児島市真砂本町にある不動産屋さん《睦和商事》です(。・ω・)ノ゙
先日、アパートの入居者様から建物の周辺というかこの地域に
害虫が大量発生しているということで連絡があり
確認するとウニョウニョとする虫が発生していました。
名前を調べると「ヤンバルトサカヤスデ」という虫だそうです。
気持ち悪いので、今日は写真なしでお伝えしようと思います。
ヤンバルトサカヤスデとは
ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来生物で、人体や農作物に対し害は与えないものの
大量発生して不快さを催させる不快害虫です。
時に異常発生し、おびただしい数で集団移動したり、壁や塀によじ登ったり、家屋の中に
侵入したりします。
成虫は体長2.5~3.5cm、体色は褐色で縞模様があります。
近年、鹿児島県内でもヤンバルトサカヤスデの大量発生が確認されています。
ヤンバルトサカヤスデに対する天敵はいません!
ヤンバルトサカヤスデに対する天敵は残念ですがいません。
例えば、チョウの幼虫は葉を食べますので、お腹の中は葉でいっぱいですね。
ですので、野菜いっぱいの餌として野鳥は食べます。
ところが、ヤスデは枯れ葉を食べます。お腹は枯れ葉でいっぱいです。
枯れ葉を食べる動物はいませんから天敵はいないのです・・・
ヤンバルトサカヤスデの生態
ヤンバルトサカヤスデの生態としては、湿度の高い草地や落葉の多い土壌、道端の側溝など、
日当たりの悪い湿った場所を好みます。昼間は日射を避けて日陰に潜み、夜間に活動します。
落葉や朽木、堆肥など分解の進んだ腐った植物質を餌としています。
寿命は1年程度、繁殖期は10~11月で交尾後は約1ケ月で産卵します。
1回の産卵で数百個の卵が扇状に生み出され、卵は8日程度で孵化して乳白色の幼虫となり、亜生体を経て成虫となります。
降雨後など特に湿度の高い夜には集団で大移動します。
集団で移動する時期は4~6月(幼虫の集団移動)10~11月(成虫の集団移動)の年2回です。
なので、この時期は、1回目のピークの時期に当たります。
ヤンバルトサカヤスデの駆除方法はあるの?
ヤンバルトサカヤスデの幼虫は、乾燥に弱いので、幼虫期に合わせた下草の除去(日当たりの改善)
や側溝の清掃、土壌の掘り起こしなどが効果的です。
駆除のために焼いたり熱湯をかけて刺激すると悪臭ガスを放出します。
このガスを大量に吸うと頭痛や下痢、吐き気といった症状に襲われことがるので、注意が必要です。
また、バーナーなど使うと火災の恐れもあるので絶対にやめましょう!
実際本日、日置市でアリの駆除でバーナーを使い建物を全焼する火災が発生しています。
MBCニュースより記事はこちらから
鹿児島市では薬剤を配布しております。
鹿児島市では、ヤンバルトサカヤスデの住宅内侵入防止対策として、薬剤を配布しております。
希望される方は薬剤を入れる袋(エコバックなど)を持参のうえご鹿児島市環境局環境部環境衛生課
環境衛生係へ行かれてください。
また、液剤散布用の手動式噴霧器や電動式噴霧器の貸し出しを行っております。
液剤はご自身で準備していただき、貸し出しを希望される方は
鹿児島市環境局環境部環境衛生課 環境衛生係
電話番号:099-216-1300
へお問い合わせください。